庭は家の顔。じっくり考えよう

　庭の雰囲気は、家全体の印象に大きく関わってくる大切な要素。一方で、「家の工事で手いっぱいで庭のことをじっくり調べられない」と、なんとなく工事を進めてしまうケースもある。家の顔ともいえる庭づくりの手順やポイント、注意点をしっかり確認しておきたい。

【注意したいポイント解説】                                         

　まず、庭の用途を明確にすることが大切だ。主に「景観を楽しむ庭」、バーベキューなど「家族や友人と遊べる庭」の大きく二つに分かれる。用途によって、デザインや手入れのしやすさを優先するのか、機能や安全面を優先するのかが変わってくるため、計画を立てる上で重要なポイントとなる。

　次にデザイン。和風モダンや洋風、南国風などテイストやイメージを決めておくと、統一感ある庭をつくりやすい。施工業者のホームページや、交流サイト（SNS）などでもさまざまなデザインや施工例が発信されている。参考にしながらイメージを固めるのがおすすめだ。

　デザインが決まったら、その用途やデザインに合った業者を探そう。見積もりを取りながら、費用や担当者との相性などを見極める。複数の業者から見積もりを取って、比較しながら検討するとよい。

　具体的な検討では、10年後や20年後を見据えているか▷メンテナンスしやすいか▷不便など動線になっていないか▷外からの見え方に問題はないか▷安全面に配慮されているか―などがポイントに。これらに注意しながら、快適で理想の庭づくりを進めよう。

　・庭の用途を明確に

　・イメージを固めて、デザインを決める

　・用途やデザインに合った業者を探す

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2023年10月6日付「秋の住宅特集」から）