地球に優しい住まいへ②
「診断」で無理のない削減を
日々の暮らしの中で、環境に配慮した住まいをどう実現していけばいいのか。鳥取県で気候変動対策の普及啓発を担う拠点「ゼロカーボンとっとり」の大野木昭夫センター長に聞いた。

-エコな住まいに対する県民の意識は。
以前に比べ、井木式は高くなっていると思う。私自身は光熱費の高騰がその背景にあると痛感する。そういう意味でも私たちはCO₂削減だけでなく、光熱費削減につながる行動変容を提案することで、家計に優しい省エネを進めている。
-省エネ生活のポイントは。
無理や我慢で省エネは続かないので、必要なエネルギーを見直し、効率よく使うことで、快適な暮らしと省エネを両立していくこと。各家庭がエネルギー消費量を把握し、その特徴を理解して、対策に取り組むことが大切だ。
-ゼロカーボンとっとりは、環境省が提供している家庭向けの温暖化対策診断サービス「うちエコ診断」を実施している。
専門の診断士が自宅のエネルギー利用を客観的に❝見える化❞して、無理のない形で最適な改善策を提案してくれる無料サービスで、家計の節約と環境負荷の軽減の両面で利用価値があるといえる。対面診断だけでなく手軽なウェブ診断もできるので、ぜひ活用してほしい。
-「ゼロカーボンチャレンジシート」にも独自に取り組んでいる。
CO₂を減らすため、捨てる食べ物を減らしたり、水や電気を節約したりするなど、自分事として家族で挑戦できる脱炭素行動項目をチェックして応募してもらっている。2年目の昨年度は県内から966人の応募があり、CO₂排出削減量は753㌧に上った。イベントなどさまざまな活動を通して応募を呼びかけ、暮らしの脱炭素に向けた県民意識を高めていきたい。
(2025年10月30日付の「日本海新聞環境キャンペーン」参照)