夢をかなえる第一歩

   ライフプランに合わせローン選択を

 マイホーム計画で欠かせないのが住宅ローン。日銀のマイナス金利政策が解除され、今後の利上げにも関心が高まる。「固定金利型」か「変動金利型」か、それぞれの特徴を理解し、自身や家族のライフプランに合った選択をすることが大切だ。   

【金利の特徴と選ぶ注意点】

 ◇固定金利型◇

 借入時に決まった金利が返済終了まで変わらないため、毎月の返済額が一定で家計の見通しを立てやすいのが利点。一方、変動型に比べて金利が高めに設定されることが多く、借入当初の返済負担はやや重くなる傾向。将来の家計変動に備え、返済額の予測を重視する場合などに選ばれやすい。

 ◇変動金利型◇

 金利の見直しによって支払利息の額が変動するため、最終的な総支払額は流動的。金利が低水準で推移すれば、総返済額を抑えられる可能性もあるが、金利上昇局面では返済額が増えるリスクを抱え、長期的な資金計画が立てにくい側面も。比較的返済期間が短期であったり、借入金額が少額であったり、また、繰り上げ返済などに対応できるなど家計に余裕がある場合などに選ばれやすい。

  【ワンポイントアドバイス】   途中の見直しや繰り上げ返済も

 返済額の安定を重視するなら固定型、当面の負担軽減を重視するなら変動型といった選択が考えられるが、家計に無理のない計画を立てること。必要に応じて、返済途中の見直しや繰り上げ返済の活用も視野に。

  【住宅ローン減税(控除)のポイント】

 2024年1月以降に建築確認を受けた新築住宅について、住宅ローン減税を受けるには、認定長期優良住宅や認定低炭素住宅、ZEH水準省エネ住宅を含め省エネ基準に応じて、控除の借入限度額が異なる。

 2026年以降、制度変更の可能性があるため、住宅購入を検討している人は早めの準備が推奨される。

 監修/鳥取銀行 

                         (2025年10月14日付紙面参照)


2025/10/29

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